NVDA日本語チームより「NVDA 2020.1jp をリリース」のお知らせ

NVDA日本語チームより、バージョン2020.1jpリリースのお知らせです。
なお、私たち NVDA ヘルプデスクは、本バージョンも含めたサポートを行います。サポートについての詳細は こちらのサポート案内よりご確認ください。


全文は下記よりご覧ください。
NVDA 2020.1jp をリリース – NVDA日本語チーム


無料(オープンソース)の Windows 用スクリーンリーダー NVDA (NonVisual Desktop Access) の 日本における開発コミュニティである NVDA 日本語チームは、 2020年5月8日に NVDA 2020.1jp をリリースしました。
インストーラーのダウンロードはこちらからどうぞ:
i.nvda.jp

Windows 10, 8.1, 8, 7(SP1) の32ビット版および 64ビット版に対応しています。 Windows 8 以降ではタッチ操作が利用できます。 NVDA 日本語版のライセンスは GPL v2 です。
NVDA は多くのアプリに対応し、 インストール不要で利用できるポータブル版、 アドオンによる機能拡張など、さまざまな特長を備えています。
NVDA 日本語チームがリリースする NVDA 日本語版は、 オーストラリアの非営利法人 NV Access がリリースする NVDA 本家版に 日本語の音声エンジンと点訳エンジンを追加するなど、 日本語 Windows 環境のための改良を行っています。
2020.1の変更点
NVDA 2020.1 の概要は以下の通りです。

  • HumanWare や APH の販売する新しい点字ディスプレイへの対応
  • Microsoft Word と MathPlayer や MathType を併用する場合の数式の読み上げに関するバグ修正
  • その他の重要なバグ修正

2020.1jpの変更点

  • Windows 10バージョン2004の日本語変換に暫定的に対応しました。
  • NVDA 2019.3.1jp で起きていた JTalk 音声エンジンの不具合を修正しました。

NVDAの読み上げ順序でホームページの作りがわかる!?

NVDAは視覚障害当事者がパソコンの画面を読ませる目的で使用するのはもちろん、プログラマーやWebエンジニアの方々の間でアクセシビリティチェックツールとしても普及が進んでいます。
NVDAヘルプデスクでも、アクセシビリティの検証を行う事があり、気付いた事があります。
例えば「リンク 見出し レベル3 何々」のような読まれ方と、「見出し レベル3 リンク 何々」のような読まれ方の違いがあるのです。
<a href=”https://nvda.help”><h3>NVDAヘルプデスク</h3></a>では、「リンク 見出し レベル3 NVDAヘルプデスク」と読まれ、
<h3><a href=”https://nvda.help”>NVDAヘルプデスク</a></h3>では、「見出し レベル3 リンク NVDAヘルプデスク」と読まれます。
実際にHTMLで記述した結果は下記のリンクのようになります。

NVDAヘルプデスク

NVDAヘルプデスク

画面的には全く同じになっているはずですが、NVDAで読ませると読み方が変わります。
これは、htmlタグで、リンクタグの中に見出しタグを入れているのか、見出しタグの中にリンクタグを入れているのかで変わっています。
他のスクリーンリーダーでは、変化がない様子なので、NVDAならではの特徴と言えます。

参考情報

NVDAには、開発者向けの物が公開されており、ウェブアクセシビリティー基盤委員会のホームページの「W3C エディターズドラフト Understanding WCAG 2.1 解説書」や総務省の「みんなの公共サイト運用ガイドライン」の中に、アクセシビリティを確保する為に必要な基準が詳しく載っていますので、ホームページ作り等に携わられている方々でこの記事をご覧になられた際はご活用ください。
開発者の為のNVDA(NVDA日本語チームのページに遷移します※現在はWindows8.1以降が対象環境です)
WCAG 2.1 解説書(ウェブアクセシビリティ基盤委員会のページに遷移します)
みんなの公共サイト運用ガイドライン(総務省の公開しているPDFファイルです)

NVDA日本語チームより NVDA 2019.3.1jpリリースのお知らせ

NVDA日本語版の翻訳・開発を手がけるNVDA日本語チームより NVDA 2019.3.1jp のリリース案内がありましたのでご紹介します。
今回のハイライトは、Python 2からPython 3への移行や、NVDAの音声エンジン制御の大幅な改良など、など、多くの内部的な変更が行われました。また、フォーカスハイライトやスクリーンカーテンの標準搭載も行われています。

なお、私たち NVDA ヘルプデスクは、本バージョンも含めたサポートを行います。
サポートについての詳細は こちらのサポート案内よりご覧ください。
NVDA 2019.3.1jpの詳細はNVDA日本語チームのページをご覧ください。
NVDA 2019.3.1jp をリリース – NVDA日本語チーム

アドオンについてのご注意

NVDA バージョン 2019.3.1jpでは、旧式のNVDAアドオンとは互換性がなくなりました。

NV AccessのNVDA コミュニティで配布されているアドオンのアップデートを確認する

NVDA コミュニティ NV Accessからインストールした旧式のNVDAアドオンをご利用中で、アドオンに互換性がない事を警告するダイアログが表示された状態からアップデートを行ったことにより、必要なアドオンが動作しなくなった場合、NVDAコミュニティにて配布されているアドオンにつきましては、下記リンクより最新のアップデートがあるか確認してください。
NVDA コミュニティによるアドオン紹介 – NV Access
複数のアドオンをインストールしており、個別に確認する事が大変な場合は「Add-on Updater」で確認すると一括して確認出来て便利です。
Add-on Updater
※Add-on Updaterで自動的に確認できるものはNV AccessのNVDAコミュニティアドオンに限られます。個別に購入した有料アドオン等は発売元からのご案内に従ってください。

2019.2.1jpに戻したい場合

NVDAコミュニティで公開されているアドオンやその他のアドオンも含めアップデートが公開されるまでに時間を要するものやアップデートについての情報が無いアドオンもあり、それらを使用したい場合は、NVDA バージョン 2019.2.1jpに戻すことで使用可能になります。
NVDA日本語版 ダウンロードと説明より「バージョン 2019.2.1jp お使いのアドオンが最新の NVDA に対応していない場合に 2019.2.1jp が役立つかも知れません。 」と記載されている部分の「2019.2.1jp」リンクより再ダウンロードが可能です。

有料アドオンについて追記

Vocalizer for NVDA

追記 2020-02-17

Vocalizer for NVDA は現時点で NVDA 2019.3.1jp と互換性のあるバージョンが正式にリリースされていません。NVDA 2019.2.1jp のままお使いいただくことをおすすめします。

KCトーカー

追記 2020-02-18

NVDA2019.3.1jp 対応バージョンについては販売元や代理店にご確認ください。
KCトーカー販売ページ

NVDAヘルプデスク版

追記 2020-02-18

現時点で NVDAヘルプデスク版アドオンはNVDA2019.3.1jpでは動作しません、2019.2.1jpにてご使用ください。 詳しくはこちらよりお問い合わせください。
NVDAヘルプデスク版

Windows10の予備知識1 セットアップとNVDAのインストール

Windows7のサポート終了までの期間も短くなって来ました。

今回の記事ではWindows10でのセットアップとNVDAのインストールについてご案内いたします。

初めに ナレーターの操作方法

最新のWindows10にはナレーターと呼ばれるスクリーンリーダーが初めから搭載されており、ナレーターはNVDAと操作方法に互換性がありますので、ご自身でセットアップが可能になっています。
表示される内容の詳細を読ませる時はNVDAの「ブラウズモード」のように操作できる「スキャンモード」を使用します。
スキャンモードのオンオフはNVDAのブラウズモードとフォーカスモードの切り替えと同じくインサートまたは無変換を押しながらスペースキーで操作可能です。

Windows10のセットアップ

Windows10のパソコンでは、購入直後に電源を入れ起動すると、初めはコルタナによる音声ガイドでセットアップが始まります。
案内に従って操作して行くと「補助のスクリーンリーダーを使用するにはCtrl+Windows+Enterを押してください」と案内されますので、指示に従いCtrl+Windows+Enterを押し、ナレーターを有効にします。
後は、ガイダンスに従って操作して行くことでセットアップが完了します。
※ガイダンスの内容は、メーカー、機種毎や、プリインストールされているアプリの状態により、異なります。
※マイクロソフトアカウントをお持ちでない方は、ローカルアカウントでセットアップを続行してください。
セットアップが完了すると、デスクトップ画面になります。
この状態でWindowsキーを押し、「memo」と入力し、「メモ帳 アプリ」と読まれたらエンターキーを押し、メモ帳を起動して日本語を入力すると、変換候補の読み上げが上下矢印キーでの操作をしないと読まない事に気づくと思います。
そのため日本語環境では、必ずスクリーンリーダーのインストールが必要となるのです。

それでは、ここまで来ましたらNVDAをインストール行います。

NVDAのインストールで手順

(1)WindowsキーとRを押し、「ファイル名を指定して実行」ダイアログと読まれたら、http://i.nvda.jpと入力し、エンターキーを押します。
(2)Microsoft Edge(Windows10用のブラウザ)が起動し「新しい通知 Alt+Nキーを押してください」と読みます。
(3)Alt+Nを押すかTabキーを押すと「実行」と読みますので、更にTabキーを押し、「保存」に進みエンターキーを押します。
(4)しばらく待つと、「nvda_○○jpのダウンロードが完了しました。」と読みます。
※○○には現在のバージョン番号が入ります。
(5)Shiftキーを押しながらTabキーを押し、「実行」を選びエンターキーを押します。
(6)NVDAのテーマ音楽が鳴りだしたら、Ctrl+Windows+Enterを押し、ナレーターを終了します。しばらく待つと、NVDAが起動します。
(7)NVDA使用許諾契約が読み上げられ始めますので、Tabキーを押し「同意する」でスペースキーを押し、チェックを入れます。
(8)Tabキーで「このコンピューターにNVDAをインストール」を選び、エンターを押します。
(9)NVDAのインストールダイアログが出ますので、エンターを押すとインストールを開始します。
警告音が鳴った時は、Altキーを押しながらYを押すとインストールを続行します。
(10)インストール完了のガイダンスが流れたらエンターを押すと、インストールされたNVDAが起動し、「ようこそNVDAへ!」に続き、NVDAの使い方や簡単な初期設定情報がガイダンスされます。
ようこそ画面での設定内容の詳細については、
「ようこそ画面」へようこそ

NVDAの「ようこそ画面」にようこそ


を参照して下さい。

※キーボード配列はテンキーの無いノートパソコンでは必ず、「ラップトップ」を選択してください。
※次回起動時に、NVDAを自動起動するには、ようこそ画面でTabキーを押し、「Windowsへのログオン後にNVDAを自動的に起動(A)」を選び、スペースキーを押してチェックを入れてある事を確認し、エンターキーを押します。

ナレーターも自動起動してしまう時は

ナレーターを自動起動しないようにするには、下記の操作が必要です。
(1)Windows+Iで設定を開きタブキーを押します。
(2)左右矢印キーまたは上下矢印キーで「簡単操作」まで行きエンターキーを押し、タブキーを押します。
(3)上下矢印キーで「ナレーター」を選択し、エンターキーを押します。
(4)「サインイン後にナレーターを開始する」と「すべてのユーザーのサインイン前にナレーターを開始する」を選び、スペースキーを押し、「チェック無し」にしてください。
(5)Alt+F4で設定を閉じます。
(6)Windows+Xを押し、続いてU、Rと順番に押すか、Windowsキーを押し、スタートウインドウを開き、タブキーで「開始リスト」を選び、下矢印で「電源」を選びエンター、次に「再起動」でエンターキーを押して再起動します。
(7)再起動後にNVDAのみが起動して読み上げされる状態になっていれば正常にセットアップ完了です。
※NVDAとナレーターは初期状態では同じ音声を使用しています。
ナレーターとNVDAの区別をつきやすくするには、NVDAメニューの設定(P)、設定(S)と進み、「音声」グループでタブキーを押して行き、「音声(V)」コンボボックスで上下矢印キーを押し「Microsoft Ayumi」以外の音声にしてエンターキーを押し、音声の区別がつくようにしておく事をお勧めします。

NVDAがJAWSを超えて首位に、

こんにちは、御園です。

NVDAがJAWSを抜いて世界シェア1になったという調査結果が発表されています。

今回、NVDAのユーザー数の増加について少し考えてみると、JAWSやその他のスクリーンリーダーを使っていた人が、
コストのかからないNVDAに乗り換えたのか、それとも、新たにパーソナル・コンピューターを使用し始めた視覚障害者が、
経済的に負担の少ない範囲で、無料のスクリーンリーダー「NVDA」を導入したのか、気になっています。
世界的な視覚障害者の貧困層を支援する技術としてNVDAが導入されつつあるという、現実を確かめてみたいです。

いずれにせよ、NVDAの開発の末端でたずさわる身として、
NVDAの目的の一つ視覚障害者がより貞コストでコンピューターを使えるようにすることについては達成されつつあると考えています。

・ユニバ・リポート:NVDAがJAWSを超えて首位に、Androidも上昇--WebAIMのスクリーンリーダー利用状況調査 – 毎日新聞
mainichi.jp/universalon/articles/20191002/org/00m/040/013000c

NVDA日本語チームより NVDA 2019.2.1jpリリースのお知らせ

NVDA日本語版の翻訳・開発を手がけるNVDA日本語チームより NVDA 2019.2.1jp のリリース案内がありましたのでご紹介します。
なお、私たち NVDA ヘルプデスクは、本バージョンも含めたサポートを行います。
サポートについての詳細は こちらのサポート案内よりご覧ください。

NVDA 2019.2jpの詳細はNVDA日本語チームのページをご覧ください。
以下抜粋です。

NVDA 2019.2.1jp をリリース

無料(オープンソース)の Windows 用スクリーンリーダー NVDA (NonVisual Desktop Access) の 日本における開発コミュニティである NVDA 日本語チームは、 2019年10月2日に NVDA 2019.2.1jp をリリースしました。

インストーラーのダウンロードはこちらからどうぞ:

i.nvda.jp

Windows 10, 8.1, 8, 7(SP1) の32ビット版および 64ビット版に対応しています。 Windows 8 以降ではタッチ操作が利用できます。 NVDA 日本語版のライセンスは GPL v2 です。

NVDA は多くのアプリに対応し、 インストール不要で利用できるポータブル版、 アドオンによる機能拡張など、さまざまな特長を備えています。

NVDA 日本語チームがリリースする NVDA 日本語版は、 オーストラリアの非営利法人 NV Access がリリースする NVDA 本家版に 日本語の音声エンジンと点訳エンジンを追加するなど、 日本語 Windows 環境のための改良を行っています。
2019.2.1の変更点

NVDA 2019.2.1 で修正された内容は以下の通りです。

Gmail を Firefox または Chrome で使用した場合に、フィルターの作成や特定の設定の変更などで、ポップアップメニューを操作したときにクラッシュする不具合を修正しました。
Windows 7 において、スタートメニューでマウスを操作したときに Windows Explorer がクラッシュする不具合を修正しました。

2019.2.1jpの変更点

音声設定についての「NVDA日本語版の説明」の記述を訂正しました。NVDA日本語版では音声設定「大文字の前に大文字と読む」の初期状態はチェックなしです。過去の NVDA 日本語版では初期状態が「チェック」でしたが、 NVDA 2017.1jp 以降では本家版の初期値に合わせています。

NVDA日本語チームより NVDA 2019.2jpリリースのお知らせ

NVDA日本語版の翻訳・開発を手がけるNVDA日本語チームより NVDA 2019.2jp のリリース案内がありましたのでご紹介します。
今回のハイライトはWindows10で利用可能なOneCore 音声で「高速読み上げ」が可能になりました。
なお、私たち NVDA ヘルプデスクは、本バージョンも含めたサポートを行います。
サポートについての詳細は こちらのサポート案内よりご覧ください。

NVDA 2019.2jpの詳細はNVDA日本語チームのページをご覧ください。
以下抜粋です。

無料(オープンソース)の Windows 用スクリーンリーダー NVDA (NonVisual Desktop Access) の 日本における開発コミュニティである NVDA 日本語チームは、 2019年8月15日に NVDA 2019.2jp をリリースしました。
インストーラーのダウンロードはこちらからどうぞ: i.nvda.jp
Windows 10, 8.1, 8, 7(SP1) の32ビット版および 64ビット版に対応しています。 Windows 8 以降ではタッチ操作が利用できます。 NVDA 日本語版のライセンスは GPL v2 です。
NVDA は多くのアプリに対応し、 インストール不要で利用できるポータブル版、 アドオンによる機能拡張など、さまざまな特長を備えています。
NVDA 日本語チームがリリースする NVDA 日本語版は、 オーストラリアの非営利法人 NV Access がリリースする NVDA 本家版に 日本語の音声エンジンと点訳エンジンを追加するなど、 日本語 Windows 環境のための改良を行っています。

2019.2の変更点

NVDA 2019.2 で修正された内容は以下の通りです。

  • OneCore 音声で「高速読み上げ」が可能に
  • ページ読み込み時にブラウズモードを有効にしないオプションの導入
  • 「句読点/記号読み辞書」がフィルターで絞り込み可能に
  • Freedom Scientific 点字ディスプレイのドライバー更新
  • その他バグ修正

2019.2jpの変更点

  • Windows 10 クリップボード履歴の読み上げが行えない不具合を修正しました。
  • Windows 10 Insider Preview で導入されている新しい Microsoft 日本語 IME への対応をいったんキャンセルしました。前のバージョンと同じ動作にしたい場合はGitHub の議論を参照してください。

NVDAメニューの「設定(S)」のキーボード操作について

NVDAメニューの「設定(S)」のキーボード操作について

今回は、より効率的な操作が可能になった
「設定(S)」のキーボード操作をご紹介します。

■「設定(S)」の概要
「NVDA2018.2.jp」から通常の設定メニューが、
「設定(S)」にカテゴリとしてまとめられました。
また今まで別々だった「音声エンジン」と「音声設定」が
音声カテゴリにまとめられました。

NVDAメニューから「設定(P)」でEnterキーを押し、
続いて「設定(S)」でEnterキーを押して開くと
11のカテゴリーがリストとして並んでいます。
そしてそのカテゴリーリストの1番上の
「一般カテゴリー」にフォーカスされています。
従来の設定はこのカテゴリーリストに並んでいます。
カテゴリーリストで上下矢印キーを押すと
異なるカテゴリーに移動し選択することができます。
選択したカテゴリーの中の個々の設定項目をを移動するにはTabキーを押します。
カテゴリーリストを移動した状態ですでにフォーカスされていますので、
そのカテゴリーを開くためにEnterキーを押す必要はありません。
Enterキーを押すとそのカテゴリーでの「OK」ボタンを押したことになり、
NVDAメニューが閉じます。

各カテゴリーには、個々の設定項目と「OK」「キャンセル」「適用」の各ボタンがあります。
また、「設定(S)」のどこにいてもCtrl+Tabを押すと次のカテゴリーに移動できます。
Ctrl+Shift+Tabを押すと逆向きにカテゴリーを移動できます。

旧バージョンでは例えば「一般設定」と「キーボード設定」を行う場合、
NVDAメニューを開きなおす必要がありましたが
「NVDA2018.2.jp」から「設定(S)」で通常の設定を行う場合はその必要はなくなり、
「設定(S)」を開いたまま、異なるカテゴリーの設定ができるようになりました。

また冒頭で書きましたが、
「音声エンジン」と「音声設定」も「音声カテゴリー」にまとめられています。
以下、「音声カテゴリー」の設定を「■実際の設定例 その1」で、
異なる複数のカテゴリーを設定する場合を
「■実際の設定例 その2」でご紹介します。

■実際の設定例その1
  ―音声カテゴリの設定例―
それでは実際に「音声カテゴリー」で音声エンジンと音声を選択し、
速さ、高さを設定してみましょう。
(実際に選べる音声エンジンは環境によって異なります。)

≪〈これから行う設定内容〉
 1.音声エンジンを「J-Talk」から「Windows OneCore 音声」に変更する。
 2.音声を「Microsoft Haruka」に変更する。
 3.「速さ」を70に変更する。。
 4.高さを60に変更する。

〈設定手順〉
1)NVDA+Nを押してNVDAメニューを開きます。
2)下矢印キーを押して設定(P)でEnterキーを押し、設定(P)を開きます。
3)1番上の設定(S)にフォーカスがありますのでそのままEnterキーを押します。
NVDAは「NVDA:一般(通常の設定)ダイアログ カテゴリー(C)リスト一般1の11」などと読み上げ、
カテゴリーが11のリストになっていること、一つ目の「一般カテゴリー」ーにフォーカスしていることが分かります。
4)下矢印キーを押し「音声カテゴリー」に移動します。
5)Tabキーを押し「音声カテゴリー」の中の最初の項目に移動します。
現在使用している音声エンジンの名前を読み上げます。
NVDAは「音声エンジン(S)グループ 
・・・J-Talk」などと読み上げます。
6)さらにTabキーを押して「変更する」ボタンまで移動しSpaceキーを押します。
7(音声エンジンの選択ダイアログが開きます。
上下矢印キーを押すと変更できる音声エンジンを読み上げます。
ここでは 「Windows OneCore 音声」 まで
上下矢印キーで移動し選択します。
8)Tabキーを何度か押して「OK」ボタンまで移動しSpaceキーを押します。
音声選択ダイアログが閉じてフォーカスは「音声カテゴリー」の最初の項目に移動しています。
変更した音声エンジンの名前を読み上げます。
ここでは「Windows OneCore 音声」 と読み上げます。
9)Tabキーを押して「音声」まで移動します。
10)下矢印キーで「Microsoft Haruka」まで移動し音声を「Microsoft Haruka」に変更します。
11)さらにTabキーを押して「速さ」まで移動します。
12)上下矢印キーで速さを70に変更します。
13)さらにTabキーを押して「高さ」まで移動します。
14)上下矢印キーで「高さ」を60に変更します。
15)Tabキーを押して「OK」ボタンまで移動しEnterキーを押します。

これで音声エンジンを「Windows OneCore 音声」に
音声を「Microsoft Haruka」に「速さ」を70に、「高さ」を60に変更することができました。

■実際の設定例 その2
  ―異なる複数のカテゴリーを設定する例―

≪〈これから行う設定内容〉
1.「一般カテゴリー」で終了オプションを表示しない設定をする。
2.「書式とドキュメント情報カテゴリー」でリンクとリストを通知しない設定をする

〈操作のヒント〉
カテゴリーリストの1番目は「一般カテゴリー」です。
カテゴリーリストの10番目は「書式とドキュメント情報カテゴリー」です。

「設定(S)」のどこにいてもCtrl+Tabの操作で次のカテゴリーへ移動できます。
カテゴリーリストにいる場合は上下の矢印キーでも他のカテゴリーに移動できます。
ですが上下矢印キーでカテゴリーリストを一巡することはできません。

「書式とドキュメント情報カテゴリー」は4つのグループに分かれています。
4つのグループは「フォント」、「ドキュメント情報」、「テーブル情報」、「要素」の順に並んでいます。

〈設定手順〉
1)NVDA+Nを押してNVDAメニューを開きます。
2)下矢印キーを押して「設定(P)」でEnterキーを押し、「設定(P)」を開きます。
3)1番上の「設定(S)」にフォーカスがありますのでそのままEnterキーを押します。
NVDAは「NVDA:一般(通常の設定)ダイアログ カテゴリー(C)リスト一般1の11」などと読み上げ、
カテゴリーが11のリストになっていること、一つ目の「一般カテゴリー」ーにフォーカスしていることが分かります。
4)Tabキーを押して「一般カテゴリー」の中の「NVDA終了時に終了オプションを表示」まで移動します。
5)チェックボックスでのチェックの有無で設定できます。
Spaceキーを押してチェックを外します。
NVDAは「チェックなし」と読み上げます。
6)Ctrl+Shift+Tabキーを2回押して
「書式とドキュメント情報カテゴリー」へ移動します。
7)Tabキーを押して「書式とドキュメント情報カテゴリー」の中の
「要素グループ」の中の「リンク」まで移動します。
(操作に慣れたら、Shift+Tabの操作の方が近いです。)
8)Spaceキーを押して「リンク」のチェックを外します。
9)Tabキーを押して「リスト」に移動します。
10)Spaceキーを押して「リスト」のチェックを外します。
11)Tabキーを押して「OK」ボタンまで移動し、Enterキーを押します。
NVDAメニューが閉じます。

これで終了時に終了オプションが表示されなくなりました。
他のスクリーンリーダーと頻繁に切り替えてご使用になる場合などに便利です。
また、ウェブページを読む場合などに
「何々リンク」、「リスト何々項目」「リストの外」などの読み上げがなくなります。
慣れているウェブページを読む場合は
リンクやリストなどの報告が煩わしく聞こえる場合があります。
リンクやリストの報告がなくても
「一文字ナビゲーション」の「K」や「L」などの操作で
リンクやリストの位置を知ることができます。

適宜設定してお使いください。

起動直後のようこそ画面とサウンドを抑制するには

NVDAを使っていて慣れてくると少し煩わしくなるかもしれないのが、起動すると毎回出てくる「ようこそ画面」、それから起動と終了で聞こえる「サウンド」です。今回は、このようこそ画面とサウンドの抑制方法について説明します。

本記事と合わせて NVDAの「ようこそ画面」にようこそ についても参考にしてください。

以下の説明中「NVDAメニュー」の開き方については、 こちらの記事 をご覧ください。

1.起動直後のようこそ画面を非表示にする

(1)NVDAメニューを開きます。
(2)下矢印キーで「ヘルプ」までいき、エンターキーを押します。ヘルプメニューの一覧が表示されます。
※このとき H を押すと一発で該当箇所へジャンプすることもできます。
(3)ヘルプメニューには「NVDA日本語版の説明」「ユーザーガイド」「コマンド一覧表」「最新情報」「NVDA Web サイト」「ライセンス」「貢献者」「ようこそ画面」「更新を確認」「NVDAについて」があります。
(4)下矢印キーで「ようこそ画面」を探して、見つかったらエンターキーを押します。ようこそ画面が開きます。
(5)タブキーで「NVDA起動時にこのダイアログを表示」を探します。
(6)「チェック」と読み上げるようであれば、スペースキーで「チェックなし」にします。
(7)タブキーで「OK」を探して、見つかったらエンターキーを押します。
(8)以上、次回起動からようこそ画面が表示されなくなります。

2.起動と終了のサウンドを抑制する

(1)NVDAメニューを開きます。
(2)下矢印キーで「設定」を見つけて、エンターキーを押します。設定の一覧が表示されます。
(3)エンターキーを押します。「一般設定」のダイアログが開きます。
(4)タブキーで「NVDAの起動と終了のサウンド」を探します。
(5)「チェック」と読み上げるようであれば、スペースキーで「チェックなし」にします。
(6)タブキーで「OK」を探して、見つかったらエンターキーを押します。
(7)以上、次回起動と終了ではサウンドが鳴らなくなります。